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コンセプトバッグ制作会議 vol.1

バッグブランド「Kiefer neu」が新しいコンセプトのもと発信する「not bound by.」クリエイティブファーム THE GUILDの安藤さんを監修に迎え、いよいよ制作がスタートします。

今回は「kiefer neu」ブランドのデザインを担当しているデザイナーと、安藤さんでバッグの仕様を決めるミーティングの様子をお届けします。

バッグのコンセプトデザイン

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安藤:今回、ざっくりとアイデアを書いてきました。やはり私が普段使っているバックパックで進めたいと思っています。

いつも持ち歩いているのが、ノートPCとタブレット、ケーブルと充電器とカメラあたりなので、ポケットが2つと背中側にPC入れとiPadが入るようなスリーブが2つ欲しいなと思っています。

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安藤:都市部だと通勤に自転車で移動する人も増えています。そうなるとバックパックはやはり便利ですよね。また通勤中の電車で両手が空くので本を読んだりスマホを操作もしやすいですし。ただ、通勤ラッシュなどで混み合った時、大きいサイズのバッグは邪魔になるので、サイズ的に薄くてコンパクトだと使いやすそうですね。

デザイナー:確かに、ビジネスシーンで使うバッグは、薄マチのものが市場では多くなってきているなと感じています。

素材の選定

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安藤普段バッグのデザインを進める時も、このように色見本を見ながら決めていく流れなんですか?

デザイナー:流れとしては、デザインに合いそうな素材をいくつかピックアップて、ファスナーの色を選んで、パーツを選んでいくことが多いですね。革を使うのであれば、経年変化を求める革なのか、撥水レザーなのかなど、デザインによって素材の機能も選んでいきます。

安藤:今回は、普段使いできて機能的なアウトドアの素材を考えているのでX-Pacはどうかと思っているのですが。

デザイナー:事前にX-Pacをご要望との事だったので、サンプルを持ってきました。この素材はアウトドアでよく使う素材で、軽量で強靭な素材です。ナイロン素材ですが、使い込むほどにエックスのラインが浮き出てくるので、変化も楽しんでもらえる素材だと思います。

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機能性のデザイン

安藤:アウトドアではなく街使いとしてのバッグで、尚且つ仕事でも使うとなるとPCを入れることも視野に入れなければと思うのですが、バッグの中はどのような設計にしていくイメージですか?

デザイナーリュックだと通常は上からの出し入れを考えるのが一般的ですね。今回は、立った状態で取り出しやすくしたいとの事なので、横からのアクセスのしやすさもデザインと検証しながら決めていかなくてはと思っています。

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安藤:普段財布を取り出すのにバッグを下ろさなくてはいけないのが不便だなと思っていて。背負ったまま出し入れできるよう、一番アクセスしやすい背中の部分にジッパーをつけて取り出せるようにしたいと考えています。背中側にはPCを入れるスリーブをつけたいので、そこにお財布を入れると腰のあたり出っ張ってしまうのではないかとも思っているのですが... 実際はどうでしょうか?

デザイナー:やはり背中に違和感は感じますよね。密着が悪くなってしまうので、一度デザインを検討してみます。

安藤:普段自転車移動が多く、途中で暑くなって上着を脱いだりすることがあって。その時、カバンの中に上着を入れるのが面倒臭いんですよね。なので、登山バッグに付いているバンジーケーブルを表面つけて、すぐに出し入れしやすいようにしたいなと考えています。ただ、デザインがシンプルではなくなってしまうので、取り外し可能な設計にしたいです。

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アウトドアのバンジーケーブル

デザイナー:それは面白いアイデアですね。是非、そうしましょう。

安藤:最後にもう一つ。一番外側がX-Pacだけだと、カメラとかも入れるので強度的に心配なので、クッション性も欲しいです。それでいて軽さを保てるといいですね。

デザイナーその辺りも加味して、早速デザインに落とし込んでいきますね。

---------   数日後   --------

ディスカッションのアイデアを元にデザインが完成

デザイナー前回の制作会議で、安藤さんにいただいたデザインラフを元に、デザイン画を制作してきました。ざっとこのような方向性でデザインを考えています。

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安藤:何箇所か気になるところがありまして。まず、小物の引っ掛かりが気になるので、内側のメッシュはあまり網目が大きくない方がいいのかなと思っています。もし何かが引っかかった時に破れてしまうのが気になるので...
それと前回気になっていた背中ポケットの出っ張りなんですが、やはり物を入れすぎると出っ張って背負い心地悪くなりますか?

デザイナー:お財布などの貴重品は、背中ポケットに入れておくと安心だと思うのですが、薄いものでないと出っ張ってしまいますね。気になるようであれば、背中ポケットあり・なしの2パターンをサンプルで作ってみて、実際に使用して決めた方が納得できると思います。

安藤:そうですね。実際に使ってみて検討したいと思います。

デザイナー今回のデザインには、リベットが合わないような気がしていまして。ファスナーのレザーの引き手にさりげなくロゴを入れる仕様にする予定です。あとは、金具類を樹脂ではなく、金物を黒に染めた物の方が世界観が出ると思うのですが、安藤さんどう思いますか?

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安藤:そうですね。確かに金物の方が格好良いと思うのですが重さが気になります。ちなみに、金具は元々この黒色なのでしょうか?

デザイナー:軽さを求めるのであればアルミバージョンの物がオススメです。この金物のサンプルは、黒塗装を施した状態の物ですね。今回のバッグのイメージに一番合うのではないかと思いセレクトしました。

安藤:マットな感じで格好良いですね。この塗装で進めましょう。

安藤:今回のデザイン、重量的にはどのくらいになりそうですか?僕が以前使ったバッグの中で、使い心地が良かったものが700g程度だったんです。

デザイナー:700gは軽いですね。バッグの背中部分に腰砕けにならないように芯が入っていたりするので、現状のデザインですともう少し重くなっちゃいますね。

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安藤:背中の芯は無くしてできるだけ軽量化を計りたいです。後、バッグのサイズ感が少し大きいように感じるのと、ショルダーがガッチリしている印象なので、もうサイズや厚さを削ることは可能ですか?

デザイナー:確かに結構ガッチリした印象になってしまうので、サイズと厚さを削りましょうか。

安藤:そうですね。ギリギリMacの15インチが入ればいいので、高さも削りたいです。

デザイナー:分かりました。それでは、一度この方向性でサンプル制作に進みますね。

安藤:はい、よろしくお願いします。

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メンズバッグブランド 『Kiefer neu』(キーファーノイ)は、コンセプトバッグ「not bound by.」を、クリエイティブ集団THE GUILDの安藤剛 氏を監修に迎え制作いたします。▶︎【kiefer neu】http://kiefer-neu.jp/
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